トリコモナス症とかゆみ
トリコモナス症(膣トリコモナス)の、主な症状は「オリモノ」と「痒み」です。
泡状態で生臭いような悪臭のする緑黄色のオリモノが、かなり増え下着を頻繁に取り換えなければならないくらいになります。
痒みは、外陰部と膣の刺激感と強い痒みが生じてきますので、トリコモナス症とわかれば早期にチニダゾール配合の治療薬を服用して治療します。
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女性でも、トリコモナス感染していても明確な症状がでないケースもあり「無症候性感染」と呼ばれています。
症状は無くても感染しているため、パートナーには感染させてしまいますし、後日発症するような場合もあります。
トリコモナス症の強い痛みとは
- 痛みと痒みが混ざったような、外陰部のいたがゆい感覚
- 過敏になっている膣が刺激を感じ、チリチリするような痒み
- 膣内部に灼熱感を伴うような強烈な痒み
さまざまな表現をする人が居ますが、とにかく「刺激感」「熱感」を伴う、かなり強い痒みとされています。
痛いような、熱いような、なんともいえない強烈な痒さがあると言われています。
他の性感染症の場合も、外陰部の痒みが発生することが多々あります。
- カンジダ膣炎は、非常に強い痒みです。
- 非特異性膣炎と萎縮性膣炎は、あまり強くない痒みです。
- トリコモナス膣炎は、いたがゆいような強い痒みです。
トリコモナス症の場合は、膣の自浄作用が落ちバリア機能が低下するので、雑菌などが繁殖しやすくなるために、さまざまな炎症を引き起こすことがあります。
他の性感染症に対する抵抗力・防御機能も落ちてしまうので、感染しやすくなり併発することも多いのです。
つまり、トリコモナス症の痛みや痒みだけでなく、他の感染症トラブルも一緒にかかってしまっている可能性も少なくありません。
HIVへの感染リスクが高まるというデータもあり、重大な問題とされています。
女性の場合は、無症状感染でトリコモナス原虫に感染していても気づかないまま時を過ごし、体内に寄生させたままで、妊娠したときの検査で初めて発覚したという人も少なくありません。
産道で新生児がトリコモナスに感染することも皆無では無く(発生数は多くありません)、早産や流産のリスクもあるので、チニダゾールおよびメトロニダゾール配合の抗生剤による早めの治療が必要です。
トリコモナス症は不妊症の原因にもなるとされていますし、膣から子宮へ感染が進行し子宮頚部の腫れや出血、子宮がんなどの重大な病気の可能性もあります。
もし症状が無かったとしても、早期発見し服用薬による早期治療が大切になるのです。
女性より男性の方が症状が出現しないケースが多いので、男性は無自覚のまま感染を拡大させていることが多々あります。
女性だけが治療して治しても、パートナーが保菌者(トリコモナス感染者)の場合は、また簡単にうつされてしまいます。
男性の場合は尿道にトリコモナス原虫が寄生していることが多く、コンドーム無しの性行為によって女性に感染させてしまうのです。
パートナーの男性にも、一緒に治療して貰わないといつまでも根本的な解決にはならないということです。
大切な人を守るためには、キチンと治療するというのが大切なのですね。
女性でも、トリコモナス感染していても明確な症状がでないケースもあり「無症候性感染」と呼ばれています。
症状は無くても感染しているため、パートナーには感染させてしまいますし、後日発症するような場合もあります。